ダイエットレシピでは脂肪をできるだけとらないように工夫されていると思います。
ですが、まったくとらないダイエットレシピばかり使っていると危険なのです。
脂肪は分解されると、脂肪酸とグリセロールというものになります。
脂肪酸には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。
良い脂肪と悪い脂肪は、この脂肪酸で決まっていきます。
飽和脂肪酸は悪玉コレステロール、不飽和脂肪酸は善玉コレステロールともいわれています。
飽和脂肪酸(悪玉コレステロール)が悪い脂肪になり、不飽和脂肪酸(善玉コレステロール)が良い脂肪に分類されることになります。
飽和脂肪酸(悪玉コレステロール)は、肉類やバターなどに多く含まれており、肉脂やラード、バターなどの常温で固形のもので、悪玉コレステロールを増やしてしまい、動脈硬化などの原因になるといわれています。
不飽和脂肪酸(善玉コレステロール)は、植物オイルや魚の油などの常温で液状のものに多く、体に良いものが多いといわれています。
不飽和脂肪酸はさらに2つに分けられており、一価不飽和脂肪酸というものと、多価不飽和脂肪酸というものがあります。
多価不飽和脂肪酸は、体内で作ることができず、食べものから摂らなければならない必須脂肪酸というものです。
脂質は、エネルギー摂取量の1日分のうち、20ー25%を油脂で摂ることが理想的な脂質の上手な摂りかたです。
エネルギー摂取量が1日1800kcal程度だとするとそのうちの20ー25%が理想の数字ですので、360ー450kcal分の油脂を食べると理想的な脂質の摂りかたといえます。
それは、油脂にすると40ー50gくらいです。
ダイエットレシピ・脂質の違い